葛飾北斎一門29名の肉筆画を集めて、彼のDNAを受け継いだのは誰であったのかを検証する展覧会が東京都板橋区立美術館にて開催されています。
北斎といえば漫画、戯れ画が大好きな私ですが、美人画を多く集めたこの展覧会へわざわざ出向く最大の目的は葛飾応為の「吉原格子先の図」がこの目で見たいため。
応為は、北斎の三女であったお栄の画号で、父北斎がいつも「オーイ」と呼んでいたから、という説があります(笑)。
江戸末期、西洋文化台頭を匂わせるがごとき斬新な画風は、明暗のコントラストが際立った強烈なインパクトがありました。
たおやかでかぐわしく形がい的で淫靡な吉原の文化背景が凝縮したこの1枚を、ガラス越しとはいえ肉眼で見られてとってもシャーワセ。
北斎一門の絵師をほとんど知らない私は、DNAの継承についてはよくわかりませんでした。タハッ。
板橋区立美術館にて10月13日(祝)まで。
北斎が晩年を過ごした長野県の小布施
といふ町に北斎の作品を展示してる小館
があり、結構楽しめましたよ。
成る程、そのDNAはどう引き継がれたか
と言ふのも調べると面白いかも。
コイケさんが北斎にご関心ありとは・・・。
そうです、歪さんのいう小布施にはいろいろありますね、龍の天井絵を寝ころんでみるお寺とか、山車とか、美術館の掛け軸など、沢山の作品には圧倒されますね。
北斎は引っ越し魔で、長寿で、そうそう「オオイ坦々録」とかいう、娘のお栄を主人公にした小説を読んだ事があります。
>歪さん
小布施はもう20年位前遊びに行ったことがあるのですが、栗あんみつを食べた記憶は今でも鮮明です(笑)。
缶に入った栗きんとん(?)も有名ですよね(やはりそれだけか。(^^;)。
>土屋さま
お栄は、食事の済んだ食器を片付けもせずに放置していたそうで、その点では北斎のDNAを濃く受け継いでいたと言えるらしいですね。
ワタシにもどこか北斎の血が流れているのでしょうか(笑)。