「PICO-8」と一致するもの

未明の月

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目が覚めたのでベランダに出てみたら、薄雲もあるけど月が見えてたのでパチリ。もちろんいつものC90 MAK手持ちである。もう、とてもステキな影の具合になってきてて、ホントならFLでも持ち出せば、この悪シーイング下でもずっとステキな写真が撮れるんだけど、実は先週末からの風邪引きが絶賛悪化中で、とてもそんな気力が湧いてこない。そんなとき、とりあえずヒョイッと手にしてベランダでパシャパシャできるというのは、やっぱステキなことなのだと思う。タグクラウド見るとPICO-8の方が大きいけど、たぶん2015年、もっとも活躍したのがこの筒だなあ。月齢は18.4。

てなわけで、ミラースコープ

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ケンコーのミラースコープである。訳したら反射望遠鏡とかの一般名詞になりそうだけど、商品名らしい。登場時には500mmと300mmがあったらしい。昔はニコンもキヤノンもラインナップしてたミラーレンズだけど、いまやケンコー/トキナーと、タムロンにあったかな、って感じか。
C90 MAKにしろPICO-8にしろC-8にしろ、ワシの持ってるカセグレンな望遠鏡は主鏡移動でピントを合わせるが、その方法は筒の後端(カメラ付けりゃボディ側)に飛び出したノブを回すというものだ。筒が三脚なり架台に固定されていれば(ていうか天体望遠鏡なのでそれが当たり前の使い方なんだけど)なんの問題もないわけだけど、手持ちでナニかを撮ろうと思うと、左手で筒を、右手でカメラボディを持って指をシャッターにかけると、あっ、ピントを合わせる手が足りない、ということになる。なのでC90 MAKの場合は置きピンである。より小さなPICO-8はカメラ持った右手の小指がノブに届いて回せるんだけど、ノブの遊びが多いのかミラーシフトがでかいのか、ピンの山をちょいとでも過ぎちゃうと、ノブを1周以上戻さないとピンが返ってこない。やっぱヘリコイドでピンを合わせたいなあ、というのが、ミラースコープならできちゃうのだ。ただしヘリコイドが筒の先端なので、ホールドしながら回すのは指が曲芸を強いられるが。それに、ヘリコイドで回転しながら前後するのは補正板と副鏡部。補正板、回っていいのか。ていうかシュミカセじゃなくて、これはただのガラス板なのかな。
接眼部にはアイピースがねじ込みで刺さってて、ネットに31.7mmで差し替えができるという情報があったけど、未確認。アイピース部の周囲にもタップが切ってあるから、ナニか他の接眼筒でも付けられるのかもしれない。
で、その接眼部が刺さってるのが、45度の地上プリズムユニットで、その内側のリング(ロックネジが刺さっている)には三脚座がついてて、そこから先端側が、いわゆる本体。三脚座から後ろを外せばM42のリングが現れて、そこに各種カメラ用のマウントアダプターをねじ込めば500mmの望遠レンズになるというわけだ。
ただ、M42だちゅーのもネット情報だけど、これがホントならピッチが1mmのプラクチカマウントだから、一般の望遠鏡などで使うTマウント(ピッチ0.75mm)は使えない。落札したヤツには、なんと接点が取り付けられた"EOSフォーカスエイドマウント"なるものが付いてて、ピンが合うとボディが電子音を鳴らしてくれる(ついでに絞り優先AEも使えちゃうけど、思い通りの露光にするにはマニュアルの方がよかった。(^^;)という便利さ。ワシはニコンも使うのでWebを探したら、ケンコーのピンホールレンズなんてマニアックかつニッチな商品のためだけに、Pマウントが存在するようだ。いまのうちにニコン用を買っておくべきかなあ。また、これまたネット情報では、1.5倍のバーローレンズが付いてるのもあったけれども、これには付いてない。オプション品だったのか、標準品を過去のユーザーが紛失したのかは不明。
てなわけで、カメラボディに本体だけを装着すると、こんなサイズ。ちょいと太いけど、ほとんど標準系ズームレンズを付けた程度の長さと重さである。焦点距離900mmのPICO-8の半分以下、60mm/F240mmのガイドスコープよりずっとコンパクト。問題はレンズ取り外しボタンが押しにくいことくらいだ。

今宵の月

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夕方は青空の中の月をPICO-8で手持ちで撮ったけど、こんどは20cmの大筒が赤道儀に乗っている。そりゃもーステキな写真が......とか思ったんだけど、なんなんだこの海の底のようなシーイングは。ピントの山さえよくわからんぞ。というわけで、20cmのケンコー、PICO-8に惨敗!?

夕方の月

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まだ青空だけど、とりあえずPICO-8でパチリ。ブレちゃうD5100+PICO-8だけど、こうして感度をISO800まで上げて1/800sあたりを切れば、かなり安心である。月齢は9.9。クリックで原寸切り出し。

今宵の月

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天気の悪い日が続いてて、昨日、上弦翌日の月はキレイに見えたが、そのときは某店で仕事中。そういうときのためにPICO-8もTリングもあるけど、そんなことしてるばーいではない状況だったのだ。で、今日も天気はよくなかったが、家に帰ったら沈む直前の月が雲越しに見えるので、やっぱりパチリである。ただそれだけの写真だ。月齢は9.9。

ブレ

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家で使ってるNikonは、D5100という安物系である。PICO-8で月を撮るとどうも滲んでたり周囲が二重だったりで、それがC90 MAKではあまりなかったのでPICO-8が悪いのかと思ってたわけだけど、これなんかNikor 80-200のテレ端でこういうブレ方である。ミラーかシャッター幕のダンパーがへたって、カンカンカンとお釣りが来てるような感じだなあ。

リングぼけ

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反射望遠レンズの描写で最大の武器が、このリングぼけだと思うけど、このくらいボケてないとリングにならない。ついでにPICO-8、リングが汚いなあ。主鏡や副鏡の精度の問題だろうか。(-ω-;)

画像処理の失敗

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月の写真は、これまでふつう、望遠鏡の接眼部に一眼レフのボディを取り付けて、望遠鏡そのものをその焦点距離の望遠レンズとして使うという、直焦点撮影が基本だった。しかし日本は気流が悪い。茅ヶ崎、特に悪い。どうなるかというと、陽炎越しの遠景のように、月がユラユラ揺れるわけだ。ここ最近、薄雲越しとかでPICO-8で撮ってた写真なんか、続けて撮った2枚を比べれば、まるでクレーターのカタチが違う。そこで、ワシがこの趣味から離れてるころ、Webカメラで撮った動画を何百枚もの写真だとして扱い、コンポジットして1枚にまとめ、さらにウェーブレット変換という画像処理で画像を強調するなんてことが行われるようになってたんである。
で、ワシに手が出せるような動画カメラは画素が小さく、木星とか土星はいいけど、月なんかだとぜんぜん入りきらない。だから数枚以上に分割して撮ってあとで合成するわけだけど、いい加減に撮ってるとこんなことになっちゃうのだ。

夜明けの大筒

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SE200Nである。 この赤道儀は見た目の通り、赤経軸より下にモーター入れるなどしてウェイト側を重く作ってあって、だからPICO-8なんか使うとウェイトを外しシャフトを赤道儀内に収納してなおバランスが取れないくらいだけど、SE200Nはかーなーりー重いので、付属3.7kgのウェイトがほぼ外側いっぱい。ガイド鏡を載っければ、もうひとつ付属してた1.9kgのウェイトも使うことになるだろう。
それにしても、問題はSXDである。クランプをキュッと締めて赤経体を動かすと、明確にガタがある。まあ、実際に恒星時駆動してればテンションかかってるので問題は出ないだろうが、子午線越えるときにカックンと来て、導入がビミョーにずれたりしているんだろう。何度ビクセンに送ったかなあ。ノータッチはまったく使えない精度。赤経軸だけでなく赤緯側にもぶれる星像。タカハシなんかだと古い小型機でも500mm3分ノータッチで星が星に写るのに。
登場したときはDCモーターの高速駆動を高度な電子制御という触れ込みだったんだけど、マイナーチェンジを限りにDCモーターを使わなくなったってことは、ぶっちゃけ、失敗作だったのだ。水道橋某S社(当時)で、写真撮るならコレと太鼓判押されて買ったんだが、いまから思えば段ボールがドカンと届いたあの日、その後のハンパない苦労が運命づけられていたんだなあ。それも、未来に活きることのない、無為な試行錯誤。ホンマ、あのときタカハシEM-200でも買っときゃよかった。(ToT